ごく少数の異端

【記者会見】原田審議委員(長野、10月12日) [PDF 247KB]
http://www.boj.or.jp/announcements/press/kaiken_2016/kk1610b.pdf

それから、リフレ派は量を重視するのだから量を重視しないような政策には反対すべきだ、というご質問についてです。まず、リフレ派という言葉ですが、デフレから脱却して、日本経済を成長軌道に乗せるために、2%の「物価安定の目標」を設定し、その達成を目指すのがリフレ派であると私は考えています。その意味では日本銀行は皆リフレ派ですし、政府において経済政策に関係している方々も、全てリフレ派です。2%の「物価安定の目標」を達成する必要がないというご意見の方は、ごく少数であり、敢えて言えば、異端の経済政策を標榜している方々ではないかと思います。では、どうやって2%の「物価安定の目標」を達成するのか、どうしたら上手くいくのか、どうしたら出来る限り早期に達成できるか、ということについては、色々な議論があると思います。「量」・「質」・「金利」の三次元を上手く組み合わせて、2%の「物価安定の目標」の達成を目指すと日本銀行の全員が考えていると思います。政府の経済政策を担当する方々も、目標に賛同したうえで手段については日本銀行を信頼して下さっていると私は思っております。2%の「物価安定の目標」を達成するために、政府も日銀も一生懸命やるということですから、その意味で全員がリフレ派だと考えています。世界中というと言い過ぎですが、先進国の中央銀行、それから新興国中央銀行の多くも、2%のインフレ目標を標榜しておりますので、敢えて言うなら、全世界がリフレ派だと考えております。


この徹頭徹尾支離滅裂な元早稲田大学教授は、そもそも多数決する委員の多数派工作*1として送り込まれた刺客だったと思うが、そうした役にさえ立たなかったことについて、「俺達が全員である」みたいな問い質すことが不憫に感じられる弁明の中でも、当ブログは異端だそうで安心した。