確率論的世界観とモデル化

1Q84を読んでない感想 - 峰なゆかのひみつの赤ちゃんルーム
http://d.hatena.ne.jp/minenayuka/20091016/1255668882

追伸・コインを投げて表が出るか裏が出るか、その確立*1は1対1だということを習ったとき、そんな理不尽な話があるかと憤慨したことを覚えています。

コインのすり減り具合とか、投げる前のコインの向きとか、投げる人の癖とか、その日の風速とか、コインを投げた瞬間に鳥がくわえて持って行く可能性を無視するなんて、なんて理不尽! でも乱暴でシンプルで素敵! と、それは今でもそう思ってます。


こんなにも瑞々しく確率論的世界観を振り回して、描かれたモデル化の魅惑を、最近いつ見かけたろう。このひとにお近づきになりたいと夢想してみたものの、何と何を一対一だと思うかってことだけを追いかけてきたような僕が、ナニとナニをひとつにみたいな難しいコインなど、完璧に投げられるはずもないじゃないか。