来年の株価は

さて来年になると、添え字がひとつずつ進む。


{P_1}={B_1}+\frac{E_2}{(1+r_2)}+\frac{E_3}{(1+r_2)(1+r_3)}+\frac{E_4}{(1+r_2)(1+r_3)(1+r_4)}+...


無限に続く右辺を、今年の式と相殺*1したくなってしまう。そうすれば、今年と来年のアイテムだけが残ることになる。


{P_1}={P_0(1+r_1)}+\left\{B_1-B_0(1+r_1)-E_1\right\}


来年の純資産は、今年の純資産がリスク分だけ成長したやつと、新たに生み出される利益の和だと思えば、右辺第二項はゼロだ。そのとき来年の株価は、今年よりもリスク分だけ成長している。


わかったこと。本当の利益とは、新たに生み出される利益のことだ。それから、株価はリスク分だけ成長する。

*1:相殺してしまう連中の評価について、今年と来年で変化しないことが前提になっているのだが、実際のところ激変するのが普通だ