最も原始的な株価モデルを考える

会社は株主のものなので、株価は「現在の純資産」と「将来の利益」の和である。


{P_0}={B_0}+\frac{E_1}{(1+r_1)}+\frac{E_2}{(1+r_1)(1+r_2)}+\frac{E_3}{(1+r_1)(1+r_2)(1+r_3)}+...


P:株価、B:純資産、E:利益で、添え字は未来を表現している。r:割引率は、無リスク金利とリスクプレミアムの和で構成されるが、当分ゼロ金利だと思えば、要するにリスク割り引きだ。来年の利益予想なんて、額面どおりには信用できない。


もちろん本質的に、どいつもこいつも評価性のアイテムである。この式をじっと眺める。何かが見えてくるまで、じっと眺める。