危機の構造

振り返って視界に入る範囲では、結局のところ危機の構造は皆同じだった。金融緩和が資金調達に補助金を渡し、その先で要らないモノに突っ込まれる。典型的かつサイズが大きいのは不動産だが、要らないモノを買う奴に(要らないモノの一形態として)資金供給する形で箱は連なり、全体像は確認しにくくなる中で、フローは刹那的にはポジティブに*1捉えられ、しかし減損エネルギーは確実に蓄えられる。



ややメタな話になってしまうが、意図をもって補助金を繰り出す政府部門さえ、もちろん宇宙の法則から逃れることはできない。予言しておこう。要らない補助金中央銀行が出し続ければ、いずれ資金調達に苦しむことになる。例の話*2の、別の表現だ。