伝統的為替操作国認定政策

あまりにも面白いので、とりあえずメモ。


トランプ大統領が日本の為替政策を批判 | NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170201/k10010860071000.html

トランプ大統領は為替について言及し、「中国が何をしているかそして日本が何年も何をしてきたか見てみろ。かれらは為替を操作して、通貨安に誘導している」と述べ日本を名指しして批判しました。


トランプ大統領は「ほかの国々は、資金供給と通貨安への誘導で、有利になっている」と述べ、市場では、日銀やヨーロッパ中央銀行の金融緩和策によって通貨が安くなる動きをけん制したのではないかという見方も出ています。


また、トランプ大統領は先月26日の演説でも、今後の貿易協定の中には、輸出を有利にするために通貨安へ誘導する動きを制限する強力な措置を盛り込む構えを示しています。


トランプ大統領の為替政策批判 首相「批判はあたらない」 | NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170201/k10010860711000.html

安倍総理大臣は、アメリカのトランプ大統領が「為替を操作して通貨安に誘導している」などと日本を名指しで批判したことについて、「金融政策は、三本の矢の政策の1つとして、2%の物価安定目標到達のためのものであり、円安誘導という批判はあたらない」と反論しました。


リーマンショック以降、米国も、われわれと同じ政策をやり、経済を引き上げ、リーマンショックを乗り越えた。日本の経済がよくなっていくことは、米国にとってもマイナスではなく、首脳会談の際には、反論すべき点があれば、しっかり反論していきたい」と述べました。


日銀の黒田総裁は「G20の場でも、各国の中央銀行は国内の政策、具体的には物価安定のために金融緩和を進めるということを了解している。また、各国が行う大規模な金融緩和について、中央銀行どうしで、今後も十分、意見交換を進めていきたい」と述べました。


ティープ化とドル高 - 投資の消費性について
http://d.hatena.ne.jp/equilibrista/20161120/p1

ところで、このようにして結果的に実現した、強いドルは米国の利益である的な状況は、どこまで続くだろうか。トランプがFRBに利下げ圧力をかける方向にフリップするのか、あるいは日本を含めて片っ端から為替操作国認定して回るのか、また単にグダグダするのか。そこはまだわからない。


昨年11月に指摘した点だが、おぼろげに方向が見えつつある。再掲しよう。

  1. FRBに利下げ圧力をかける方向にフリップ
  2. 日本を含めて片っ端から為替操作国認定
  3. 単にグダグダする


3は薄れてきた。1はまだわからない。2は、また今度話そう。