すべての支払いを「今度ビールおごる」で済ませる世界

ちっともおかしくないはずです。商店街に買い物にいって、日用品を受け取り、「今度ビールおごる」で払ってくる。あるいは何らかのサービスを受けて、マッサージ屋で施術され、「今度ビールおごる」で払ってくる。


先週の残業分も含めて、会社から給料を、「今度ビールおごる」で受け取る。あるいは商売のための仕入れも、またアルバイトの給料も、「今度ビールおごる」で払う。若い頃には一所懸命に働いて、「今度ビールおごる」を多く貯めたので、老後には沢山のビールを飲む。ちっともおかしくないはずです。極端なだけ。


こうして、すべての支払いを「今度ビールおごる」で済ませる世界に、中央銀行はありません。紙幣も、日銀ネットも、要りません。マネタリーベースは存在しません。


フィンテック」につきまとう面倒は、一体どこから来るのか。遠い未来の決済は、一体どんな姿をしているのか。切り取って見てみたいと思い、実際にアプリをつくって*1みました。いつだって大マジです。