日本銀行をカモる経営戦略

日本銀行が新たに買入対象とする指数連動型上場投資信託に関する意見募集について
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2016/rel160105b.pdf

日本銀行は、昨年12月17・18日の金融政策決定会合において、指数連動型上場投資信託ETF)の買入れについて、従来の3つの指数(TOPIX、日経225、JPX日経400)に連動するもののほか、「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を対象とするものを加えることを決定しました。これらの企業の株式を対象とする新たな指数が作成され、これに連動するETFが上場された場合には、この施策の趣旨に合致するものを、本年4月以降、購入の対象とします。


日本銀行が、今後、新たな指数の枠組みやそれに連動するETFの基準を検討するに当たり、参考となるご意見を募集します。


で、こんな例示がある。

  • 給与総額のほか平均年間給与の伸びを活用する。
  • 新卒採用数や女性採用比率を公表している企業を対象に、その伸び率を勘案する。
  • 設備投資額や給与総額の増加のほか、設備・人材投資が収益力の向上に繋がっていることを確認するうえで収益性・生産性を表す指標(ROE等)を参照する。
  • エンハンスト型、レバレッジ型、インバース型の指数としない。
  • 指数の構成企業が○期連続で最終赤字ではないことを条件とする。
  • 指数の構成企業は最低○社以上とする。
  • 構成比率は浮動株ベースで決定する。
  • 構成企業の株式が国内の金融商品取引所で年間○日以上売買が行われていることを条件とする。
  • 構成企業の発行株式の時価総額が○億円以上とする。
  • 指数に連動するETFのIndicative NAVが、高い頻度かつ無償で入手可能である。
  • 当該ETF日本銀行以外の主体にも保有され、日本銀行保有比率は○%以内とする。


平均年間給与が伸びて見えるように経営したくならないだろうか。
新卒採用数や女性採用比率が伸びて見えるように経営したくならないだろうか。
(以下略)


僕はなる。そんなふうにコンサルティングしたくもなる。当然だ。