無利息の学生ローン

奨学金の話だが、簡単のために「100円を借りて、一年後に返す」プログラムについて考えよう。もちろん拡張は容易なので、各自の宿題に回したい。普通に借りれば1%の利息、つまり一年後に101円を返済する必要があるとする。そこで教育を受ける機会を助けようと、税金から1円の補助金が出る。ありがたい話である。


馬鹿みたいな話だが、返済不要の奨学金プログラムを用意するためには、ずっと大きな、100円の補助金が必要である。言い換えれば、返済不要の奨学金プログラムの一人分を諦めることで、無利息の学生ローンを100人に貸し出すことができる。誰にでもチャンスがある、そんな社会が僕は好きだ。