銀行は株持つな

りそな、株式時価総額でみずほを逆転 実質国有化以降で初
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090311AT2C1001210032009.html

りそなは株式持ち合いの解消に取り組んだことで、他の大手銀行に比べて保有株が少なく、昨年秋以降の世界株安に伴う損失が小さいことなどが投資家から評価されているようだ。


シビれる話だ。


そもそも投資家の観点からは、銀行が株持つなんてのは、面倒で迷惑なだけである。アンタの金貸しとしての仕事のリスクを負担したいのに、自動的に他の株式のリスクも、セットになってついてきてしまう。株はさ、欲しいと思えば自分で買うから、アンタの仕事に専念してくれよ。金貸しとして、株なんかに頼らず、本領を発揮してほしいんだ。


というわけで銀行の経営者の皆さん、もしここ読んでたら、心に刻みつけておいて下さい。僕は融資のリスクが欲しいとき、りそなを買いますよ。株セット銀行は、よっぽど安く見えなきゃ買いません。つまり株を持たない銀行は、その分調達に際して、支払うリスクプレミアムは小さくて済むはずですよ。株を持たない銀行の、株価はより高いはずですよおおおお。


銀行に限らないんだよね、実は。余計なセットにしないでくれと。お前の得意分野だけを上場してくれと。全般に。