ETF、日本銀行、議決権行使

日銀が今よりも極端に、ETFを買いまくっている状況を想像しよう。まったく不可能じゃないのは、例えば紙幣を印刷して突っ込めばよいだけだ。もちろん今日は、世界中で回覧された昨日のブルームバーグ記事に触発されて書いている。


ETF爆買いの果て、日銀が日経平均企業9割で実質大株主−試算 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-24/O5VD5Q6KLVR401


今ここを読まれている投機屋の皆さんは、どんなアクションを取りたくなるだろうか。まず基本は先回りだが、僕ならETF関連業者になりたい。それから、耳障りのいい「スマート」指数をこしらえる業者だ。普通の企業なら、そうした耳障りに沿った(ように見せかけて)資金調達を実行する財務部が熱いだろう。


もちろん議決権の大半は信託銀行にあるわけで、今よりも助言会社は求められるだろう。設立したり潜入したり、あるいは連中の株を買い占めて、各社の株主総会に影響を与える小細工だって刺激的だ。最近なら人工知能で最適な議決権行使とかハッタリこいて、IPOだって望めそうな勢いである。


いくらでも浮かんでくるが、書いてると虚しくなるな。くだらねえ。飲み屋でやろうぜ。