岩田規久男日本銀行副総裁は辞任せよ

第183回国会 議院運営委員会 第12号(平成25年3月5日(火曜日))
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/002018320130305012.htm

○津村委員 二%ということを先ほどおっしゃられていましたが、岩田さんは、全責任を負う、マンデートだ、それを市場が信頼するからこそインフレ期待が上がるんだ、それについては現行の日銀法では不十分ということをおっしゃいましたが、これから中央銀行のトップ、副総裁につかれるとなれば、運用で、自分はこうやるんだ、全責任を負うんだということを明確にされることで、ある意味では、岩田さんのおっしゃる今の法の不備といいますか、そこを補っていかれるということだと思います。

 そこで、お伺いしたいんです。

 一つは、二年とおっしゃるのは、この就任の三月から二年後、つまり再来年の春ということでよろしいかというのが一点。

 それから、もう一つは、全責任を負って市場の信頼をかち取るということですから、それが達成できなかった場合の責任の所在ということははっきりとさせていかなければいけないと思いますが、それは、職を賭すということですか。

○岩田参考人 それは当然、就任して最初からの二年でございますが、それを達成できないというのは、やはり責任が自分たちにあるというふうに思いますので、その責任のとり方、一番どれがいいのかはちょっとわかりませんけれども、やはり、最高の責任のとり方は、辞職するということだというふうに認識はしております。

○津村委員 二年間というのは、二年後の春、つまり、二〇一五年の春の消費者物価の上昇率二%ということを目標とされる、そして、最高の責任のとり方としては、職をかけるということでよろしいですね。

○岩田参考人 それで結構でございます。


参議院会議録情報 第183回国会 議院運営委員会 第13号
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/183/0017/18303120017013c.html

参考人岩田規久男君) 大胆なというのともう一つ、これまでとは次元の違うということを安倍首相、総裁もおっしゃっていると思うんですが、それが大事だと、一つは、一番大事なのはまずそこだと。

 次元が異なるというのはどういうことかというと、金融政策でデフレ脱却をして、そしてインフレ目標を達成することができるんだというその立場です。今まで日本銀行はその立場に立っていないんですね。いろんな、構造改革だ、不良債権の処理だ、いろんなことがなければ日銀にはできないという話だったんで、これを日銀でできるんだという、まずその立場、これをコミットメントといいます。これに立たないと、どんなにお金を出そうが何しようが、やっぱり効かないんですね。

 ただ、その中でも、日銀がそういう態度であっても、マネタリーベースをやっぱり増やしていけば中長期的に予想インフレ率上がっていくと思いますので、効果ないことはないんです。ただ、効果の在り方が小さいということですね、コミットメントしないと。

 ということで、大胆なというよりも、次元が異なるという意味は、日本銀行が全責任を持ってやりますよと、インフレ目標達成に向かって。その立場にまず立って、それでどれだけマネタリーベースやあるいは長期国債をするという次の手段の問題になると思いますので、手段の前にもう一つコミットメントが必要だということです。


2013年4月4日「量・質ともに次元の違う金融緩和」の実行から二年が経過した。日銀は言ったことは必ずやると、我々が今後も信じられるよう、岩田規久男日本銀行副総裁は辞任せよ。