経済危機克服のための「有識者会合」

経済危機克服のための「有識者会合」
http://www.kantei.go.jp/jp/keizai_kaigou/


昨晩一回目が開かれたそうで、ちょっと覗いてみた。一番上に出ている東大の伊藤氏によれば、「貯蓄から消費へ」だそうである。しかしpdfをよく見ると、伊藤氏が書いたんじゃないのね。何か違ってないか、これ。まいいや。ドキュメント内のリンク先から報告書の全文が読めるのだが、「合理的な貯蓄水準」とかマジ余計なお世話だと思う。何でお前が俺の貯蓄に口出すんだよ?

やはり、「貯蓄から消費へ」という政策課題では、家計や個人の将来不安を可能な限り軽減することに重点を置くべきである。そのためには、医療、年金、介護といった公的社会保障制度の維持可能性(サステイナビリティ)を高めることが不可欠である。多くの家計がそのサステイナビリティに強い自信を抱けば、目標貯蓄額の水準が低下すると考えられるからである。


この長い報告書のポイントは要はココなのだろうと思うが、その「サステイナビリティ」をどう高めるのか、具体策はまったく不明である。批判だけしてると社会党みたいなので、いつもと同じことを提言しておくが、ここで必要なのは単に情報の公開だ。その制度がどのくらい維持可能性がナイのか判明すれば、さっさと自分で対策を練ることができる。効率的に。そのうえで僕は、ほしいものを買ったり、考えて貯金したり投資したり、勝手に自分でやるよ。