預金獲得競争とリスクヘッジ - 未来の通貨の姿としての

簡単に言って、電子マネーはおいしい商売なわけです。そらそうですよ。JR東日本はスイカとか何とか称して、合計すると結構な前金を皆さんのサイフから集めてる。で、そうして預かったカネを、どこかに突っ込むわけです。すると利息が付く。ほら儲かった。


なので結局のところ、これ預金獲得競争になります。いつか電子マネーは、より高い金利を提示する競争に巻き込まれる。業法?そういう話は横に置いてさ、いまは理屈の話。


ただ預ける側からしたら、これスイカが潰れたら困るわけです。無理して高い金利を提示してるのかもしれない。だから、こんな感じの賭けに参加したくなる。


A) スイカは潰れる
B) 潰れない + the others


格好よく言うと保険だ。もちろん僕らは、スイカにカネを預けると同時に、Aを買っておく。すると、実際に潰れてしまった際には、ここから払い戻されて嬉しいわけです。


他方で、潰れないとき、僕らはAを買った分だけ損してる?いや、これ損じゃないのです。スイカが提示した「高い」金利から、そのうち幾らかをAを買う代金に回してる。


パンを買ってスイカで支払うとき、もちろん同時に保険も渡したくなる。きっと2つは、セットでマネーなんだ。だから僕は次に、Chopsticks*1の受け渡しを考えたくなります。