2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

フィリップス空間とタイミング戦略

勝手に空間にしてしまったが、例の多次元の奴*1だ。物価や失業率を考える際に、必然的に視野に入ってくる各投資先について、いつでも我々はタイミングを計りたいと考えている。株式は安いときに買いたいし、債券は高いときに売りたい。そういう下心で動かさ…

大切な2つのルール

とある小さな、しかしビッグな会合で、勝手にプレゼンするために作成したメモです。 年金解散 現在の公的年金制度は、生活者として「いくら受け取れるのか、よくわからない」、国債保有者として「財政が耐えられるのか、よくわからない」という不安な状況に…

追加緩和雑感

正直あまり筆が進まない、いやキーボードが心地よく鳴らないわけだが、これだけ中銀関連の記事を書いておきながら、昨日の日銀について触れないわけにはいかないのだろう。しかし「理解」を「目途」や「ゴール」と言い換えてみたところで、アクションによっ…

実質成長の世界

コーウェンは大停滞*1を吹いているようだが、僕らが総じて足踏みするなんて、簡単に可能なはずもないのは、ちょっと周囲を見渡してみれば明らかなことだ。皆それぞれに、目の前のチャレンジに力を発揮してるじゃないか。あるいは一方で「失われた20年」の後…

フィリップス曲面について考える

勝手に曲面にしてしまったが、例の6次元の奴*1だ。物価や失業率を考えるのに、平面で切り取っちゃ駄目だろという話で、しかしこういう手強い相手には、どうしても均衡アプローチを探りたくなってしまう。要するに遠い未来を考えたくなってしまう。もちろん曲…

日銀解散

「お金の量は中央銀行が調節しろ」みたいな素っ頓狂を、さも普遍的な事実であるかのように吹く学校の先生が複数いる(これ*1とかこれ*2とか)事実に驚き、そんなところじゃ何も学べないから俺のところへ来いと言いたくなる気持ちを抑えて、なぜそれが馬鹿馬…